このたび国内屈指の底物師、橋本様の監修及びバックアップにより、革新的なラインが完成致しました。
以下、fathom フィールドテスター 橋本陽一郎様の製品インプレッションです。
使用道糸: fathom 石鯛ライン
24号(プロトタイプ)
以前から親交のあったfathomスタッフより昨年の夏頃、底物専用ライン完全監修の依頼を受け、そこから現在まで約一年の時を経て、フィールドテストを含めた試行錯誤の末に今回やっと完成しました。
※現在、パッケージのデザインほか、各号数を量産中のため、正式リリースは数ヵ月後の見通しです。
ラインの特徴として、アワセを入れた瞬間にハリ先への素早い力の伝達を重視するため、初期伸度を極限まで抑える!
・・・というコンセプトのもとに生まれたラインで、
大物を掛けた後には復元力のある若干の伸びが、釣り人とロッドへの負担を和らげます。
また、若干の張りとコシによって、水中の各層で異なる潮の重さを的確に捉え、有効ダナを常に把握可能となり、もちろん耐磨耗性、結節強度も最高水準に仕上がりました。
号数は20,22,24号の3種で500m巻き。
カラーは曇った時にはライトブラウン、日差しがある時にはライトパープルに見えます。
走らない石鯛に対しても初期伸度の少ないファゾムの石鯛ラインで、ことごとく掛けることが可能となります。
ただ単にライン全体の伸びを抑えた製品というだけでは意味が無く、石鯛釣りにおいては初期伸度を抑えることが極めて重要なポイントです。
初期伸度を極限まで抑えることで、アワセの力が針まで俊敏且つスムーズに伝達され、不意なフックアウトを大幅に軽減してくれることでしょう。
また本製品は、中間以降の伸び(対象魚を掛けて以降の伸び)が程よく確立されているため、急激な締め込みなどの負荷が掛かった際、材質の復元力によって釣り人への負担を軽減します。
更には、その復元力によって、ロッドへの直接的負担も大幅に軽減され、タックルが持つ本来のポテンシャルを限界まで引き出すことが可能となるライン設計です。
ここまでで既にお気付きかと思われますが、我々が現行主流のPE(ポリエチレン)ではなく、ナイロン一筋にこだわり続けている理由が前述の説明となります。
初期伸度が抑えられているという要件に加え、やり取りの最中はナイロンによる若干の伸びと復元力が必要不可欠になるということなのです。
本製品は、掛けてから獲るまでの「起承転結」を見据えたトータルバランスが緻密に設計されていることにより、安定した釣果が実現可能な仕様となっております。
機会があれば是非一度この革新的なラインをお試し下さいませ。