fathom(ファゾム)とは水深を測る単位であり、「尋(ひろ)」という意味です。
1尋(ひろ)は、両手を左右に伸ばしたときの指先から指先までの長さを基準にし、1尋は5尺(約1.515メートル)~6尺(約1.816メートル)とされています。
日頃からハリス1ヒロ、2ヒロ・・・などとアングラーには非常に馴染み深い言葉で、主に釣り糸の長さや水深を表す慣用単位として古くから用いられています。
フィッシングメーカーfathom(ファゾム)は、愛媛県を拠点に業界の中でも極めて小規模なメーカーとして2017年6月から国産ハリスの販売を開始いたしました。
2014年以降、弊社スタッフが活動拠点とする四国西南部をメインフィールドに、発売前のプロトハリスを用いて実釣性能と釣果のサンプルデータを収集するために奔走いたしました。
四国西南部エリアは豊後水道と黒潮本流の恩恵を受け、魚種が極めて豊富であり、昭和40年代頃の磯釣りブームから全国屈指のS級エリアとして急激に名を馳せ、今もなお、数ある磯や遊魚船、人気の波止などは季節問わず連日全国各地から足を運んで来られるほどの賑わいを見せております。
※マップを拡大すると四国西南部のいくつかのフィールドがピン留めされています。
[mappress mapid=”1″]代表的な地名を挙げますと、高知(沖ノ島、姫島、鵜来島)、愛媛(御五神、中泊、由良半島、武者泊)など、ここでは掲載しきれないほどの一級釣り場が点在しています。
また、60cm超えのグレ(メジナ)や黒鯛(チヌ)など、アングラーが求める夢のサイズに出会える確率が非常に高いエリアとしても有名です。
そういった超一級のエリアであるがゆえ、対象魚のスレ具合や特性も遠方からはるばる訪れたチャレンジャーを唸らせるほど、繊細且つ狡猾な一面を見せてきます。
たった一つの磯で年間のバラシ(針外れやラインブレイク)が数千回にも及ぶ磯も存在します。
また、眼前や足元には無数の60cmを超える尾長グレ(メジナ)が悠々と泳ぎ、マキエを喰ってもサシエは一日通して一切喰わないといった光景を目の当たりにすることも珍しくありません。
仮に針掛かりしたとしてもロッドは一瞬でノサれたり、針を飲まれてチモト切れをしたりと遠路遥々、何時間も掛けて訪れたアングラーの気持ちや意気込みを一瞬で魚が圧倒します。
ですが、前述のような各地の一般的な磯では考えられない非日常的な出来事が起こるからこそ年中そのフィールドに通い詰めて夢中になる所以でもあります。
フィッシングメーカーfathom(ファゾム)は、そういった夢サイズを追い求める方々を始め、休日の波止でノンビリと釣りを楽しむ方々など、釣種・魚寸の目的を問わず、すべてのアングラーが各々の価値観で喜びを感じられる製品をご提供して行きたいと考えております。
fathom LEVELシリーズの1号~10号までのハリス/ショックリーダーの特徴を映像でご覧いただけます。